2022年10月12日(水)
りんかい線・国際展示場駅から東京ビッグサイトに向かう途中に、3本の柱で構成される彫刻(オブジェ)があります。
佐藤賢太郎さんと言う彫刻家の作品で、タイトルが「風の詩」です。
佐藤賢太郎さんは、1948年(昭和23年)新潟県生まれの彫刻家で、これまで、各地の屋外彫刻を多数手がけています。
そして、「風の詩」は1996年(平成8年)に制作された作品だそうです。
全体に丸みを帯びていて、無機質な直線のビルが建ち並ぶお台場地区にあっては、とても人間的だと感じられます。
個人的には、この彫刻の屈託のない笑顔を見ていると、心が安らぐ気がします。
まるで、「いいんだよ、笑っていればいいことあるから」と語りかけてくるようです。
ギスギスした社会において、人はだんだんと笑うことを忘れてしまいがちです。
特に、ビジネスの世界では、私情を差し込むことは禁物です。
常に、交渉相手には弱みを見せぬよう、気を配る必要があります。
(それは、同僚に対しても全く同じです。)
(気を許すと、足下をすくわれるのが会社であり、仕事なのです。)
そんなものとは無縁のこの彫刻は、個人的にはお気に入りと言えます。
街歩きをしていて、お気に入りの野外彫刻に出会うことは、気持ちを前向きにしてくれます。
とてもいいなと、改めて思いました。
遠藤雅信
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